連休そのに ～そのさん・チャリ鰤と河川敷～
そのにの続きじゃよ（マスターヨーダの声で）
カフェを出た我々4人と2匹は、その後みんなでてくてく某川の土手まで歩いていきました。
ぼちぼち7kgを超えてしまった妖怪ブリカベ先生は、キャリーバッグに入れて持ち歩くのもつらいので、できれば自転車に乗せて移動したい、という話をチャリダーA子に以前からしていたのですが、「よかったら鰤さん乗せてみます？」との有り難いお言葉をいただき、お言葉に甘えてカゴに乗せさせていただくことに。
おお、なかなかいいじゃないか
明らかに怖がってる感があるけど、まあ慣れるかなー
フリですよねそれは
一度脱出を試みて、カゴからズコーと派手に落っこち、ハーネスでぶらーんと宙吊りになっていましたが、それ以来脱出しようともせずおとなしく座っていました。一度失敗すると学ぶんですね。ああ、これが『身体で覚える』ってことなのか。うーむ、単純明快で気持ちのいいやり方だなあ。たいして痛くもなく（びっくりするけど）、一度で覚えて、飼い主も犬もそのあと気持ちよくて楽ちんなら、それもありだよな、とおもいました。
そして土手に到着したんですが、平日の真昼間で、ほかに犬はおろか人っ子一人いなかったので、ノーリードで遊ばせてみました。
ワーイ
じゆうだー
逃げるばかりのブリスケッタ
へこたれずに追うイチさん
ノーリードって、すべらない話第一回で河本がしてた犬のタロ吉の話じゃないけど、リード外した瞬間にダダダーッて逃げてもう戻ってこなかったらどうしよう、とマジでおもってたんですけど、全然遠くに行かなくてびっくりしました。ちゃんと飼い主（わたし）の顔を見上げてアイコンタクトを取ってくれるので、なんかちょっとうれしかったり。
呼んだら一目散に走ってくるよろこび
しばらくするとブリスケッタがイチさんに興味を持ちはじめました。最初は犬見知りしてたみたいですが、イチさんが負けずにちょっかいをかけてくれたので、ブリスケの緊張がほぐれたのか、もしくは挨拶の仕方をイチさんに教わって、ああこうやるのねと真似しはじめたのかもしれません。
次第に距離を詰め始める二頭。いやがるばかりだった鰤が、なんとなくイチさんに近づいていき、やがてクンクンし始め、最終的には「一緒にあそぼう！」と誘うまでになりました。これにはA子とわたしでいたく感動。
積極的に近づくブリスケッタ
くんくん
イチさんはオトナだからか落ち着いているのか、プロレスごっこみたいにはなりませんでした。咬んでほしかった……痛みを教えてやってほしかった……！
なんだかちょっと
仲良しになった
みたいじゃないか！ やった！
この土手には以前も来たことがあるんですが、明らかに今日がいちばん嬉しそうでした。やっぱり他の犬と遊ぶのは楽しいんだろうなー。
そんな二頭を嬉々として撮影するわたしの図
てなわけで、めいっぱい楽しませていただきました。そしてデジタル一眼レフが欲しくなりました。犬の写真いっぱい撮りてえ！ いまは全然余裕ないけどさ！
すてきなお散歩でした。お付き合いいただいた二人、ありがとう。またぜひよろしくお願いします。
連休そのに ～そのに・ドッグカフェデビュー～
そのいちの続きじゃよ（占いババの声で）
やや遅れて駅に着いた我々はA子ちゃん（長いので以降呼び捨てします）、Bちゃん、そしてA子んちのミニチュアダックス、イチさんと無事に合流し、まずはA子が調べておいてくれたドッグカフェでお茶をしよう、ということになりました。こんな下町にドッグカフェなんていう洒落たものがあるなんて……ぜんぜん知らなかった……。
チャリンカーA子はイチさんを乗せてチャリで来てくれていたのですが、ちんまりカゴに前足をかけるイチさんの整ったお顔たるや、美しい彫刻のようでした。最近、インドの仏教彫刻を観に行って「絶対的に美しい造形ってあるんだなあ」と心に浸みたのですが、イチさんの顔が驚くほどハンサムくんなことに、ほんとびっくりしました。てか、イチくんにはいままでも何度も会ってるのに、ハンサムぶりに初めて気が付いたんですよね。自分が犬を飼うようになるまで、犬の個体差に着目したことがなかったんだと初めて知りました……そんなもんだよね……。
可愛い！ でももっと可愛いのに！ 写真がへたすぎてイチさんの可愛さを伝えきれない！
初めて行ったドッグカフェはとってもおしゃれで雰囲気のいいお店でした。店の奥のカウンター部分は床が一段高く、そこだけ犬はNGで、手前の犬OKゾーンはコンクリ打ちっぱなし。なるほど、犬が水をこぼしても安心なわけですな……しかしブリスケッタがおしっこしたらどうしよう。……てか、もしかしてトイレシーツを持参するべきだったのでは？ あっソファー席に座らせてもらったけどブリスケッタの足が汚れてるから、ソファーに前足をかけられたら困るな……はっ、こんなときのためのウェットティッシュか！ ……ああっリードを付ける用のカラビナに伸縮リードのデカい取っ手は付かないじゃないか、どうしよう！ うわあー！ あれこれやばい、パニック！！
飼い主よ、まずは落ち着きなはれ
そこですかさず先輩A子が
「あ、リード二本ありますから一本貸しますよ」
「このブランケット、よかったら敷いてください」
……女神か！！
おい飼い主、頼むから計画性を持ってくれ
A子のおかげでなんとか着席すると、犬たちにお水を出してくれる可愛いスタッフさん。……やさしい！ すごいぞ、犬にやさしいぞ。当たり前か。しかし、それをいきなりひっくり返すブリスケッタ。落ち着け！ 飼い主に似るな！
お茶を飲んで一息入れると、最初緊張していた息子も徐々にテンションが上がっていき、お母ちゃんの横より可愛い子ちゃんたちの横がいい～と、さっさと席移動。
なにこの幸せ絵図
お茶を飲んだりガーリックトーストをつまんだりしながら、いままでBちゃんの飼ってた犬の話を聴いたり、昨日トレーニング施設に行ってきてさ～という話を聴いてもらったり、犬マスター（ジェダイマスターのノリで）の二人にあれこれ相談に乗ってもらいました。ありがとう。Bちゃんも犬と長年生活している子なので、さすがに犬の扱いがうまかったです。テーブルの足にリードが絡まったら、あたふたするわたしをよそに、「ほいほい」とグイッと引いて直してくれました。さすがだよ、Bちゃん。
とかやってる間、犬たちはどうしていたかというと……
イチさん、激しく鰤に乗っかり、腰を振ってました。
……鰤を気に入っていただけたようで何よりです！ イチさん！
鰤はいままで他犬との交流がほとんどありません。お散歩中にすれ違う犬はいますが、鰤が他犬に興味を示さないので、向こうから寄ってこない限りはガン無視です。いままで数匹の犬とお散歩中に出会いましたが、たった一匹の例外を除いて、①吠えられる、②逃げられる、③先方の飼い主さんが特に近づいてこない（わたしはすごい人見知りなので、自分から他人に近づきません）、のどれかばかりでした。唯一の例外は14歳だというお爺ちゃん犬で、ちょっとだけクンクンしてもらったけど、そのときまだ鰤はお散歩デビューしたての三ヶ月過ぎで、嫌がってすぐ逃げてしまったというわけで……これが初めての触れ合いになったというわけなのです。
いやあ、イチさん、鰤のおしりをクンクン、乗っかってブンブン、いいですねえ。鰤が困惑してますねえ。もっとやっちゃってください、犬のルールってやつを教えてやってください！！
と、楽しく一息ついたところで、カフェを後にして、みんなでお散歩に出かけることにしました。
つづく （カフェで全然写真撮らなかったんだなーもったいない……）
連休そのに ～そのいち・さあお出かけだ～
ともだちが撮ってくれたしゃしん！！
写真うまい……！ わたしと同じあいほんのはずなのに……！
五年ぶりに、免許の更新をするように、との葉書がきました。かれこれ十三年くらいバイクには乗っていませんが、身分証として便利なので更新してこようとおもいます。……が、ついでに（？）バイクを買ってしまおうか、などとおもったりして……グーグルで「犬 バイク 乗せる」で検索するとなかなかキュンとくる画像が見られるんですよ。ハァ～たまらん
このまとめ見ると、犬バイクに乗せて走りてー！！ という気分になること請け合いです。サイドカーにデカい犬を乗せて走るのに憧れます……ルート66とか最高ですよね！！
本当は犬やこどもを乗せることを考えると四輪のほうがいいんですけど、わたしは運転というものが、超絶、鬼糞、びっくりするくらい下手くそなので、車はちょっとやめておきたいところです。バイク乗車時の事故率は軽いものを含めたらズバリ100％ですから、まあバイク買っちゃダメだろって話ですけどね。アハハ
運転をできるひとは本当にすごいです。よく「運転は慣れだから、繰り返せば誰にでもできる」とか云いますが、そもそも備わっている素養の問題は絶対に大きいわけですよ。運転に必要な素養は「咄嗟の判断力・適度な集中力と注意力・豪胆さ」だとおもうんです。「鈍い・すぐボケーっとする代わりに何かに意識を集中すると注意力がゼロになる・臆病」と真逆であるところのわたしに、運転なんかできるわけないんですよ。しかし、例えば音痴だったり絵心がなかったり運動神経が悪かったりするのと同じだとおもうので、スタートがバカみたいに出遅れていても、目一杯練習すればそれなりに、人並みにはできるようになるとおもいます。しかし、歌や運動と違って運転は練習中に他人を殺す可能性があるわけで、おいそれとは練習できません。
ああ～車でドッグランとか行きてえ～。
犬あるある：これをやられると面倒くさい
連休の話の続きを書こうとおもったのに、とんだ脱線をしてしまいました。毎度のことですが。
さて、月曜日はともだちのAちゃんと、Bちゃんと、Aちゃんの飼い犬イチさんに遊んでもらってきました。ブリッツ先生、初めての他犬との交流です！ そしてドッグカフェデビューと、自転車デビュー、さらにノーリードデビューもしてきてしまいました！
おまえら可愛い
12時にうちの最寄り駅で待ち合わせだったのですが、赤坂ブリッツ先生はちっともハーネスを着けさせてくれません。前日トレーニング施設で「首輪着けっぱなしで」と云われたばかりですが、今日はめちゃくちゃ走ったり歩いたりするであろうことが予想されたのでハーネスでいこうとおもったわけですが……
ひどいよブリッツ……今日も本気だよ……
前途多難ですが、どうにかハーネスとリードを着け、痛さのあまり半ばキレぎみなわたし（「このクソ野郎がァ！ 連れて行かねェぞボケぇ！！」と激高）と、それに怯える四歳の息子と、装着してしまえば涼しい顔のブリッツ先生は、急いで待ち合わせ場所に向かったわけです。
つづく
連休そのいち ～訓練所に行ってきた 二の巻～
とまあそんなわけで施設Aに心を決め、日曜に車でお邪魔してきました。
ちなみに写真ですが、施設内や周辺では、失礼にあたるかもしれないので撮っておりません（犬もたくさんいたので、プライバシーもあるしね）。無事トレーニングが済んで、「預かっていただいてよかった！」という感想になったら、宣伝にもなるので名前くらいは公表するかもしれませんが、もしかしたら「全然おもってたんと違う！！」ということになるかもしれないので、施設が特定されるようなことは当面書かないつもりです。
都心の訓練施設は一ヶ月十万円を切るところはほとんどありません。十五～二十万くらいは割と普通です。都内だと、町田や西東京市に行けば九万円以下のところもありますが、うちは東京の東側なため西東京や神奈川方面は遠すぎてパス……ってなわけで千葉方面に下ってみたところ、相場が七万円くらいでした。やっぱり家賃の問題なんでしょうかね。
足袋はいてるの？ ねえ足袋なのそれ？
で、カウンセリングですが、先日ブログに書いた通り、電話では「困ってることは特にありません」などと大見得を切ったものの、二日ほどおとなしくなっていたブリーザ先生がまた落ち着きをなくして激しくカミカミ魔犬になってしまったため「すいません、正直咬みます」という相談をメインにしてきました。すんごいイケメントレーナーさんが親身になってじっくり話を聞いてくれたので、あれこれ悩んでいることを話すことができて大変助かりました。
特に目からうろこだったのが
俺「ハーネスを着けるたびに激しく咬まれるんですよ」
ト「じゃあ首輪を着けっぱなしにしてはどうですか？」
……その手があったか！！（バカ）
つーかなんで思いつかなかったんだろう。そうだよ、ベストタイプのハーネスは隙間から砂が入るし蒸れていやだろうから着けっぱなしはちょっとなあ、とおもって毎日毎日着けたり外したりしてたけど、首輪なら着けっぱなしでもいいんじゃん……。
俺「散歩のときにぐいぐい引っ張るので、首輪だと可哀想かなとおもってハーネスにしたんですが……」
ト「犬に『可哀想』はご法度です（キッパリ）」
……だよね。いや、なんとなくわかってたよ、うん。てか最近はわたしも、人間が勝手に可哀想とかいうのは違うかなって気がしてきてたんだよ、うん。いやホントに、長いものに巻かれたわけじゃないっすよ！ たぶん。
なんかそれって、人間にもあるじゃないですか。例えば、わたしは父親の顔を知らないし、抱っこされたことも一度もないんですが、それを「可哀想」っておもわれることが昔からよくあったんですね。しかし、それはわたしにとっては全然なんともないことで、当たり前にただそうだった、そういう事象なだけなのに、まわりから可哀想だとおもわれることで（初めて）可哀想になっちゃう、みたいな感じとでもいいますか。
誰だって与えられた中で必死に生きていくんですよね。可哀想とかって、多くは、やっぱり比較だとおもうんです、ヒトも犬も。そりゃあ、毎日ボコボコに殴られてるとかはちょっと違う話かもしれませんが。
余談ですが旧い知り合いに、生まれてすぐ捨てられて、中学生まで施設で育ったんだけど、その施設がひどくて、小学生まではほとんど毎日大人にボコボコに殴られながら生きてきたってひとがいました（すんげえ身体鍛えて、中学生になったとき反撃に出たら、その後ピタッとおさまったそうです）。そのひとはまわりに可哀想だとおもわれることは別に何ともおもわないと云ってました、当たり前のことすぎて。三十手前で自殺しちゃいましたけどね。わたしは彼のことを思い出すと、どうしようもなく悲しくなりますが、可哀想だとはおもいません。極端な例ですけど。
犬との暮らしの中で、犬が我慢することもあればヒトが我慢することもある。一緒に暮らしていくっていうのはそういうことで、これはヒトとヒトであっても、大人とこどもであってもある程度は同じです。自分のこどものことを可哀想だとおもわないように（親が結婚してないってだけで、周囲から可哀想だとおもわれる可能性は高いわけですが）、犬に対してもおもわないでいいのかな、とか、うーん、ちょっと違うのかなあ……。
そういえばわたしはこどもたちに対してひとつだけ心に誓っていることがあって、それは彼らを「ナメない」ということなんですね。ちゃんと真摯に接する、尊重するということ。こどもらは小さくて弱いし、どこにでも連れて歩いて行けてしまうし、うっかり自分のモノみたいに扱ってしまいそうになるけど、絶対にそれはしない、ということ。それは電車の中で騒いだらお菓子を口に放り込んだりしないということ。なにかが欲しいと駄々をこねたら「うるさい！」と怒鳴ったりしないこと。自分の用事で道を急ぐときに「早く歩きなさい！」と急かしたりしないこと。こどもの心身を尊いものだと心に刻んで、ナメたらあかんとおもってきました。それと同じように犬にも接したらいいのかもしれません。我慢したり、させたり、いやなことしたり、されたり、痛い思いしたり、させられたりしながら、決してナメない。それがわたしらしい付き合い方なのかもしれません。
「撫でて」なんてしたこと一度もないよ、ブラシと戯れているだけさ
話がかなり逸れましたが、他にもいろいろ勉強になるお話を聴かせていただきました。この施設はガチガチの訓練所というより、他にもたくさん預かってる犬がいるから、彼らとコミュニケーションを取ることで社会性がしっかり身に付きます、っていう、犬の保育園みたいな施設に近い気がしました。咬み癖や吠え癖をしっかり躾て止めさせます！ って感じじゃないというか。実際「咬まなくなるかはブリちゃんのやる気次第なので、お預かりしている間に絶対なおります、とは云えません」と仰っていて、たいへん好感が持てました。そりゃそうだよな。
でもお散歩上手には絶対なりますよ、とのことなのでありがたいです。伏せや待てのコマンドや呼び戻しについても、やり方を教わって勉強させてもらえるとのことでした。がんばる。
また、このトレーナーさんいいな、とおもったのは、狂犬病の予防接種についての考え方が合うところです。狂犬病の予防接種、ドッグランなどを利用するには絶対に受けていないといけないんですが、一歳以下の仔犬に、死を招くほどの副作用が出る確率が、なんと0.8％ほどもあるのです。125頭に1頭ほどの仔犬が、狂犬病の予防接種で命を落としているんです。受けたくない……。死ぬかもしれないことがいやなんじゃなくて、死ぬかもしれないほど強いものを注入されたくない……。
狂犬病の予防接種について、医者の金儲けの道具だという見解で、わたしも同意見でした。興味のある方は読んでみてくださいませ。
そんなわけで全面的に信頼できるなーと素人的にはおもえるトレーナーさんなのですが、ただひとつ、気になるのは、こういう首輪を買うように云われたことです。
あくまでも「こういうの」であって、「これ」ではありません。トレーナーさん曰く、粗悪なコピー品が出回っていて、犬を傷つけてしまうものがあるようだけど、ドイツ製のちゃんとしたものは先が丸くなっていて決して刺さったりはしない、母犬が「ダメだよ」と教えてやる程度に近いものだということで、実際触ってみて、確かに刺さるようなものではないんだけど……
うぅーん……。
一緒に話を聴いていた家主は「今日これ買って帰れますか？」と目をキラキラさせていましたが（家主は、犬は番犬、人間『様』が偉い、とおもっているタイプです。愛情深いひとなのでリーダーとしての素質は間違いなくわたしよりもあります）、トレーナーがまず使ってからじゃないと、素人がいきなり手を出してはいけない、と云われました。そのへんも信用できる感じではあるんですが……
うぅー……ん……。
なんかどうも『身体に教える』系には腰が引けます。そんなに痛くない、といわれてもね、犬にならなきゃどのくらい痛いかわからないじゃん？ ヒトより痛みに強いっていうけど、犬じゃないからわからんよ。とかおもってしまいました。だが、わからん！ 何度も書いてるけど、これが正解、マニュアルはこう、というものじゃないんでしょうね。だから、なにを信じるか、なのかもしれません。
わたしは鰤を「よい子ちゃん」にしたかったわけではなく、指針が欲しかったんです。こっちは素人なんだし、何百匹という犬たちと良好な関係をつくってきたトレーナーさんのことばをとにかくきっちり信じてみようとおもいました。
というわけで、迷いや葛藤がゼロではありませんが、トレーナーさんともしっかり話し、家主とも相談し、ひとまず三週間預けることに決めました。早ければ木曜、遅くとも日曜からです。ブリザード先生にとって実りある時間になりますように。
預けたらお迎えまで会いには行けないんですが、お迎えの日にはいろいろみっちり教わることができるそうです。
そんなわけで、連休そのに、についてはまた明日更新したいとおもいます、勤務時間が終わるので……（ホント、すごい仕事だよな……）
連休そのいち ～訓練所に行ってきた 一の巻～
もしかしてブリーザ先生ってけっこうハンサムかもしれない、と最近おもっています。
アンヨが可愛いよアンヨが
書くことがありすぎるんですが、やっぱり仕事中でないとなかなか更新できないので、遅くなってしまいました。色々なことがあったので小分けにして書きたいとおもいます。ブリーザ先生（復活のF）は、たくさんのひとにお力添えいただいて、ここ数日で多くのことを学びました。
※ネットで「犬は、おなかまわりを触ったときあばら骨に触れちゃったら痩せすぎです」って読んだんですが、ブリーザ先生（復活の）は割とそれに近いんですよね。痩せすぎなのかしら。。。
さて、わたしは土日やすみになることが滅多にないのですが、先週末は職場の大学が学祭のため図書館がおやすみで（わたしは図書館で働いています）、さらに月曜もやすみだったので、正月以来の土日含む三連休でした、イェー！ 普段ほとんど二勤一休というソープ嬢みたいな出勤の仕方をしているので、普通の連休だって嬉しいっていうのに三連休だぜ、イェー！ ……って書いてから、ソープ嬢が二勤一休って、あまり一般的に知られていないかもしれない、とふと思い至りました。明日から使える無駄な知識をあなたに（トリビア）（使いづらい）
こういうところって私有地だろうから入ったら怒られるのかもなーとおもいつつよく寄っています
連休初日の土曜は、母、姉、甥、息子と5人で浅草の三社祭に行ってきまして、ちょうたのしかったのですが、ブリーザ先生はお留守番だったので、帰宅後に一時間半くらい長めの散歩に行きました。写真はありません（キッパリ）
無いんかーい（ズコー）
そして日曜、ブリーザ先生を連れて、ついに預かりトレーニングに向けてのカウンセリングに行きました。すっごく久しぶりにクレートに入れてみたところ、なんと、パンパンのキッツキツになってました。そしてクレートを嫌がって、全然入ろうとしませんでした。ぎゃふん！ 中におやつを入れて誘導しても、上半身しかクレートの中に入らない！ お尻を押して中に押し込める！ めっちゃ嫌がって暴れる！（そりゃそうだ！） こいつは無理だから上からにしよう！ いや、下半身しか入らないし！（そりゃそうだ！）ってな感じで、案の定すんげえ咬まれながら、なんとか入っていただきました。
↓ ビフォア（約二ヶ月前）
↓ アフター
……興奮しているのであまり近づけず、よくわからないとおもいますが、とにかくパンパンです。でっかくなったんだなあ
3月23日の予防接種遠征時までは上半身をクレートから出せていたのですが、いまや上を開けると簡単に上って外に出てしまうため、蓋も開けられず、狭いところに完全に閉じ込めてしまいました。身体も伸ばせない！ ごめん鰤！
写真を撮る余裕がなかったので数日前のブリーザ先生をどうぞ
そのまま車で一時間強ほど走ったでしょうか、のんびりした静かなところに、予約をしたトレーニング施設はありました。わたしは一応東京23区内に在住しているので、預かりトレーニングをしてくれる施設はネットでたっくさん見つかったのですが、今回決めたのは、30箇所くらいチェックし、二軒目に問い合わせた施設です（仮に「Ａ」とします）。ちなみに一軒目に問い合わせたＢという訓練施設は、電話の対応がなんとなくイマイチだったというか……ピンとこないというか……脳内シミュレーションと違いすぎたというか……。
例えば施設Ａとの電話は、ほぼ脳内シミュレーション通りで、犬種や月齢などを確認した上、どういった点に困っているかなどをヒアリングし、ではとりあえずカウンセリングしてみましょう、それでピンとこなかったら訓練に進まなくてももちろんOK、日程は担当者が不在なのでまた後ほどご連絡しますね、という流れでした。想像通りというか、これ以外ないじゃないですか、普通に考えたら。
ところが施設Ｂは「ホームページ見てお電話してるんですが、預かり訓練をお願いしたいと考えてまして……」「（食い気味に）はいはい！ いつ来ます？ いつからでもいいですよ！ てか何ヶ月間預かりましょうか？」みたいな感じ。いやいやいや、何ヶ月預かってもらうかなんて、現在の犬の状態や、飼い主との関係性がどうなってるとか、何を望んでるのかとか、そういうことを確認しないとわからないんじゃないか？ わかるのか、プロには？ 月齢や犬種も訊いてないのに？ それに「いつでも空いてます！」ってのもちょっと不安を煽るというか……暇なのか？ この訓練所……とおもってしまいまして……うがった見方かもしれませんが。
思いついたことをどんどん書いているので取り留めもなく長いですが、とりあえず連休中の連載一回目ということでこれくらいにしておきます。
今日中に全部書けるといいんですが……
犬に煮干しは
やべえ、4時じゃないか。
最近わたしは睡眠が浅く短いです。すぐに目覚めて、眠れなくなってしまう。まあ勉強でもしよう……と机に向かって、なぜか更新をしています。
さて、我が家で鰤のおやつと云えば、きゅうりと、おにぼさま。
※おにぼさまとは煮干しのことです。敬意をこめて様付けしています
例えば玄関のチャイムが鳴ったけど吠えなかったとか、息子がごはんを食べるから鰤にはサークルに戻ってほしいとか、そういうときには必ずおにぼさまの出番です。美味しくて、安くて、カルシウムたっぷりで、ローカロリーで、おにぼさまは最高のおやつ……だと……おもっていたのですが……
犬と猫に危険な食べ物〜与えてはいけないものリスト 【ペットフード事件簿】
ちょ、おにぼさま、なに名前列ねちゃってんすか……。
というわけで、今後は頭と内臓を人間が美味しく齧らせていただいてからあげようとおもいます。まあ、一日五尾くらいしかあげてないし問題ないとはおもうんですが……ううむ。おにぼさまに代わって安心してあげられるおやつって何だろう。すいかなどの果物は甘いからあんまりあげたくないんですよね。ご馳走としてならいいけど。トマト？
そろそろ豚の耳とか鼻とかあげてみたいんだけど、いろいろ心配で踏み切れないんだよな……
げんきがないブリックス先生
ブリストファー・ロビン先生は、今日で生後140日です。週数で云うと生後20週ですから、パピークラスなどによってはもう参加できないところもあります。おぬしも若犬よのう……
ハーネスを着けたため鼻舐めのカーミングシグナルを見せるブリックス・バファローズ先生
そうそう、ハーネスと云えば、ここ二日ほどハーネス装着に際して、ほとんど咬まれてないんですよ、なぜか。つい、うがった見方をして「預かり訓練に行きたくないから、いやなのに頑張って我慢してるんじゃなかろうか……」などとおもってしまいますが、これは人間の心理ですよね。きっと。うん。
まあ嫌がらないというか、ここ二日ほど猛烈にだれているんです、ブリックス先生が。二階から降りてきてもおすわりをしていなくて、トイレトレーの上でだらーっとしているし、近づいても目で追うだけで立ち上がろうとしません。いままでは人がリビングに入ると、必ず、おめめをキラキラさせてお座りをしており、「出して出して！ 早く、遊ぼ！」のアピール、扉を開けたらその瞬間に、びっくり箱のようにびょーんと飛び出してきていたのですが、ここのところは扉を開けてやると「はいはい、よっこいしょ」って感じでのっそりと起き上がり、のたくた、ゆーったりと出てくるんです。なんだその無駄な貫禄。お前は満腹のライオンかっていう。
なんだろう、この気持ち……恋？ それとも空腹？
で、出てきて、わたしが座っていれば膝の上に、座っていなければまあソファやクッションの上に座って、じとー……っとしてるんですね。陰気な感じで。いままでブラッシングや耳そうじのときは、骨とかひづめとか、何か齧るおもちゃが必要だったのに、なにもかじらないんです。そっと手を差し出してみても、咬みません。軽く舐めるだけ。なんだ、ブリックス、もう甘噛みはやめたのか？
しかしまあふつうに考えて暑さのせいだろうこれは、と、はるさんの大好きな、凍らせたペットボトルをプレゼントしてみましたが、見向きもされず。ほれ、顎を乗せてごらん、抱えてみてごらん、つべたくて気持ちいいぞー、と促してみましたが、嫌がって逃げました。近寄りたくないらしいです。うーむ、暑いんじゃないのか？
ラブ・オア・ハングリー
だもんで、ハーネスの装着も昨日今日と簡単なのです。多少いやがって咬もうと振り向きますが、なんせ熱意が全然ない。ささっとかわしてヒョヒョイと着けられちゃう程度。ハーネスを着けたらいままで通りすたこらお散歩に行くし、ごはんもモリモリ食べてるし、病気とかではないとおもうんだけど……いや、ハチャハチャしてなさすぎる。なんか気になるなあ。歯が抜けてきてるから、そういう時期なのかな？ それともやっぱり暑さのせい？
お散歩でも、以前よりわたしの横をトコトコと落ち着いて歩けるようになってきました。拾い食いはまだしようとするけど、いけないと教えてぐっとリードを引っ張るとおとなしくやめてくれるし、止まったりすることもないし、なんか、モノみたいな云い方で好ましくないけど、いきなり扱いやすくなっちゃった、どうしよう……みたいな感じです。
おさんぽたのし
実は明後日の日曜、預かり訓練してもらおうとおもっているスクールにカウンセリングに行くのですが、申込みの電話で「しつけについては、どういった点でお困りなんでしょう？」とスタッフさんに訊かれ、「え……と、別に困ってないんですが……」と云ったら、なんだか申し訳ないような気持ちになりました。いや、ちゃんと説明しましたけど、時間がなかなか取れないとか、飼い主の中でやり方が統一できなくてとか、要は犬と信頼関係を築けていないのが困っている点でとか。
カウンセリングは無料なので、専門家に鰤をみてもらって、出張や通いのトレーニングでゆっくりやったほうがいいですよと云われたら、そうしようとおもっています。どうなることやら。
